ビジネス関係でもフィリピンは重要

このサイトはフィリピン駐在の求人を探す応援をしているサイトですが、国内の産業や日本との関係についても把握しておくと良いと思います。
日本とフィリピンはともに親米国であり、国土防衛体制から経済に至るまで、この3国間では深い繋がりがあります。特に日本とフィリピン間は太平洋戦争時に戦争状態にあり、戦争状態が国際的に解消されたのは1956年です。その後日本は賠償として1900億円もの支払いを行い、その後も積極的にフィリピンに対して日本からの援助供与が行われています。フィリピンにとっては経済的にもっとも頼ることができる国が日本であり、暗い戦争の歴史があるものの政府から民間においても友好関係にあるといえます。
1980年代以降はフィリピンの方々の中から戦争の記憶が薄れていて、さらに密接な関係を構築するに至りました。フィリピンにとっては日本は最大の貿易相手になっていて、輸出、輸入ともに欠かせない相手になっていることからも、今後も良好な関係が維持されると捉えておいて間違いありません。現在では日本から1万8000人ほどの人がフィリピンに渡航して暮らしています。逆にフィリピンから日本に渡って暮らす人の数は21万人にも及びます。知り合い(50代)が彼女ができたといって見に行ったらフィリピン人だった、ということが2回あります。彼らの中ではネットワークが構築されていてしばしばフィリピンに渡航してるようでした。
さて、フィリピンにとっては日本はなくてはならないパートナーですが、逆に日本から見たフィリピンはビジネス的にまだまだ開拓の余地があるといっても過言ではありません。もっと現地を活性化させるビジネスを検討する余地は大いにあります。ネックになっていた言語は英語の習得でカバーできますし、ネットワークのインフラも現地で整ってきました。今後は日本からフィリピンへ渡航する人がもっと増えると予測されています。