フィリピン求人を取り扱っている人材紹介会社

フィリピンでしっかりと仕事を得て、地に足がついた状態でキャリアを積みたいと考えている場合はあらかじめ日本国内で現地での仕事を得ておく必要があります。

海外求人の情報を取りまとめて発信している人材紹介会社がいくつか存在しています。フィリピンでの駐在求人に関しては、インターネットを通じて国内からで情報収集できます。

日系の人材紹介会社もあるし外資系が運営しているものもあります。規模もさまざまですが、それぞれフィリピン駐在の求人情報を得るためには非常に有用なサイトを展開しています。

フィリピン駐在求人を探すサイト5選

まずはリクルートエージェント

リクルートエージェントは海外就職を考えているビジネスマン向けのサービスで、リクルートグループの1つです。フィリピン駐在の求人となれば日本企業とのパイプが太いリクルートに依頼するのがまずスムーズです。

無料で使えるサービスで、キャリアアドバイザが1人1人の申込者に担当してくれて求人検索や、企業エントリー、面接準備、交渉なども行ってもらえてデメリットがありません。

フィリピン駐在の求人は新規プロジェクトであるとか、募集企業側の意向で必ずしも公開されてるとは限らないので、無料登録をしてアドバイザと打合せされる事をおすすめします。

 

JAC Recruitment

JAC Recruitmentはシンガポール、インドネシア、タイ、香港などアジア各国に支社があり人材紹介を支援しているサービスです。

残念ながらフィリピンには支社はありませんが、長年のアジア系求人の強みがあることと、フィリピンで働ける求人自体は扱っているので登録して情報収集されると良いと思います。

タイミングによっては駐在の求人はなかなか見つかりませんので、リクルートと併せてJACも登録しておいても良いと思います。

 

カモメアジア

カモメアジアもリクルートがプロデュースしているサイトです。こちらは人材紹介ではなく今すぐ出ている求人情報をチェックするのに使えます。

アドバイザに支援してもらうタイプではなく、自分でエントリーして自分で進めていくスタイルです。

 

キャリアクロスアジア

シー・シー・コンサルティングという会社が運営しているキャリアクロスアジアというサービスも日本での転職活動と同じイメージでしっかりと仕事を探すことができるサービスです。

 

Shift

株式会社スパイシードが運営しているshiftというサービスは既に海外駐在経験がある方向け、特定の分野での確実なキャリアアップを目指している方向けに特化したサービスになっています

 

フィリピン駐在の求人で求められるもの

フィリピン駐在の求人を探す際に、求められていることをあらかじめ押さえておくことで有利に求職活動を進めることが可能になります。まず、駐在員の募集は日本国内で展開されていることが多く、フィリピンへの出向を前提にしているため応募数も限られます。現在では日本企業がフィリピンに進出したいと考えるケースが増えていて、需要は高くなっています。ただ、数ある求人はそれぞれがその分野でのプロフェッショナルを求めていて、それぞれの職業に特化したスキルに加えて海外ででしっかりと働くことができる語学力を備えていることが前提であることが多いです。(駐在員は必ずしもタガログ語を必要とはされないケースも。)

求められる語学力としては第一に英語、そしてフィリピン語(タガログ語)を用いることができればさらに優遇されるでしょう。ある程度その分野で経験を重ねた方、国際感覚がある方が求められる傾向が強く、給与的には一般的な中途採用の提示額よりも少し高めの傾向です。具体的には400万円から700万円で幅を持たせて提示している求人が多いです。

採用後は少し日本で働き、その後フィリピンへ赴くという流れです。会社の都合で転居できるような柔軟な方が歓迎されます。また、フィリピンでの新規立ちあげの仕事も見られます。

福利厚生としては日本採用基準ですが、現地での生活をしっかりとケアする内容も提示されます。あらかじめフィリピンでの経験があるという方であれば話が早く、新しく海外でチャレンジしたいということであれば相応の勉強は必要です。どちらにしても、キャリアを活かせる求人が大前提の募集ばかりですので、これまでの経験と親和性のある職種、業界で求人があればチャンスです。

日本人の雇用の可能性が高い業界

フィリピンを含む東南アジア圏の経済は緩やかに上昇しつつあります。近隣の国よりも輸出に傾斜していないため、特にフィリピンでは世界経済の影響がそこまで強くないということが有利に働き、近年では生産拠点、バックヤードとしての機能だけではなく、フィリピン国内でのビジネスを収益化するという方向に日系企業はシフトしつつあります。小売やサービスなど、現地で展開するビジネスが近年では加速化しています。

このことによってこれまでは管理系、システム系、倉庫や物流といったさまざまな産業のバックヤードを司る職業の方に有利であったフィリピンでの求人が、変化しつつあるという状況です。日本人であるからこそ期待される仕事というものが現地ではあり、日系企業を始め地場の企業でも、専門性の高いスキルや経験を有した方は好待遇で採用されることが多くなっています。

従来から存在しているバックヤード系の仕事で例を挙げると、コールセンターなどの現場リーダー、指導者などは一定の需要があります。地元のスタッフを雇い入れて低コストでコールセンターを運営していることがとても多く、そのような例では英語を中心とした語学に堪能なコールセンター経験者が求められます。実際に受電のオペレーションをするのではなく、フィリピン人スタッフを指導教育する立場としての役割や、人員配置やスケジュール管理などの役割を担うことが多いです。

工場や物流の仕事ではそれぞれ日本での仕事と同等のスキルや経験に加えて、現地スタッフとしっかりコミュニケーションできることが求められます。同じ現場でも役割によって必要な語学力が違うという点に注意する必要があり、現場を統率するのであれば十分な英語とある程度のフィリピン語、渉外などを行うのであれば専門性の高い物流を中心とした渉外が可能な英語力が求められます。フィリピンに倉庫を構えている場合、アジア諸国に加えてオーストラリア方面、欧米に対しても出荷を行うケースが多いので、それを視野に入れた語学力が求められます。

近年増大している飲食やサービス系の求人では、日本人固有の勤勉さや細かな技術が求められることになります。飲食系であれば調理スタッフとしてのスキルだけで人材需要がある場合もありますし、駐在求人では店舗責任者や管理職クラスから見られます。サービススタッフになると加えて現地の顧客に対してしっかりと対応できる語学力、この場合はフィリピン語のスキルが問われることになります。それぞれの職業でのスキルに加えて、必要なコミュニケーション能力を併せ持つことで、有利に求職活動が可能になります。

現地採用とは?駐在員とは?

フィリピンで仕事をしようと考えた場合の選択肢として、現地採用の仕事を見つけるか、駐在員として派遣してもらうか、という選択肢があります。どちらも渡航して国に入って仕事をすることに変わりはないのですが、雇用のされ方に差があります。

現地採用は比較的わかりやすいもので、現地スタッフとして雇用契約を結ぶことになります。その際に保障されるのは暮らしに関する部分、適用される法律もフィリピンのものです。つまり、日本の労働基準法ではなく、フィリピンの当局が定めているルールに基づいた契約になります。

一方駐在員として働くということは、日本国内で就労契約を結ぶということになります。日本で就職し、フィリピンに出向するという形になるので、前提として適用されるのは日本の労働ルールです。出向期間に区切りがあるかないかということは関係なく、契約を交わす際の前提が違うということです。形としては日本でフィリピン駐在の求人があり、日本で就職、働く際はフィリピンで、というケースです。現地採用よりも給料が格段に多いのが一般的で、生活はしやすいです。

少しの差ではあるものの、駐在員の場合は日本に帰国しても同じ企業で勤めることができる可能性があります。対して現地採用では帰国したいと考えた場合は日本で新たな働き口を探す必要がある可能性が高くなります。同じ企業で働けるとしても、再契約です。ビザなどの手続きはいずれも会社が行うことではありますが、会社対個人の契約前提が異なるということをしっかりと押さえておく必要はあります。

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